MDシステムの予算処置が民主党政権でどう扱われるか注目したい。すでに「仕分け」段階で科学技術振興財団の予算を減らして子どもたちの科学への興味を削いだり(毛利さん怒る)、次世代スーパーコンピューターの予算を削って日本の科学技術の水準を引き下げたりしている(野依さん怒る)。このような中で「MD予算は聖域」だとすると「アメリカ(軍需産業)に思いやりすぎる」と国内外からの反発が出てくるのは必至である。各地の基地祭りでは訪れた子どもたちに銃や戦車などを触らせている。未来を担う子どもたちには「戦争よりも科学への夢」を持たせるのが平和国家の政治ではないか。
前身はPAC1、2
2007年3月30日 PAC3 入間基地に搬入。このほか、レーダー車、指令車、炊事車などで編成される。 2007年3月31日 PAC3 搬入キャンペーン 2007年3月31日 久間防衛大臣記者会見 |
2007年4月7日 北朝鮮が反応 北京週報(日本語版)が報道
2007年4月13日 PAC3 一般公開実施 PAC3に関する目的、仕様、運用は別項参照 国家予算を食いつぶす防衛産業の膨張。事業仕分けはここからやるべきではないでしょうか。 |
2009年04月6日
北朝鮮は5日正午前、テポドン2とみられるミサイルの発射を強行した。海上自衛隊のイージス艦を中心とする日本のミサイル防衛(MD)システムはどのようにミサイルを探知し、追尾したのだろうか。その航跡から浮かび上がってくる脅威や課題とは何か。(編集委員 勝股秀通、政治部 中山詳三)
YOMIURI ONLINEより転載
防衛省国内向けアナウンス HPアドレス
http://www.mod.go.jp/j/approach/defense/bmd/20090515.html *1
ミサイル防衛システムは2004年(平成16年)度から調達が開始され、2007年(平成19年)度から順次運用開始している。2009年現在、海上自衛隊が弾道弾迎撃能力を保有したスタンダードミサイル SM-3を搭載可能なミサイル防衛対応型イージス艦を長崎に実戦配備しており、航空自衛隊が弾道弾迎撃能力を保有した「パトリオットミサイル PAC-3」を第1高射群及び第4高射群に実戦配備している。
日本では2011年度までに、これらの迎撃ミサイルシステムや各種レーダー等を増備し、当初のミサイル防衛体制の構築を完了させる予定である。 現在、次世代型「スタンダードミサイル SM-3」をアメリカと共同開発中であり、開発が完了する2015年以降はミサイル防衛の更なる能力向上が予定されている。 さらに、防衛省は2007年5月、ミサイル迎撃のための高出力レーザー兵器の研究、開発に2008年度から着手する方針を決めた。北朝鮮のミサイル発射や核実験で日本上空の脅威が高まる中、本土防衛に直結する地上配備型レーザーの研究、開発を目指す。将来的には航空機搭載レーザー(ABL)についても検討する。他にもスタンダードミサイルやパトリオットミサイルを用いた現行の2段構えの防衛体系を3段構えにする為、THAADミサイルの導入を検討中である。
*1 2013/05/02 更新