自衛隊機墜落11周年で集会

危険な基地は普天間だけではない

 2010年11月20日

所沢生涯学習推進センター・多目的室

 

狭山市の河川敷に入間基地の自衛隊機が墜落、飛行士2名が死亡、東京、埼玉で80万戸が停電するという重大事故(99.11.22.)から11年になりました。入間基地周辺の狭山、入間、所沢、飯能、日高の平和委員会(飯能は準備会)は事故を風化させないため共同して毎年集会を開いてきました。

今年は11月20日、所沢市で『いま考える暮らしと平和』in所沢から と題した集会を開きました。集会には5平和委員会の会員ほか埼玉県内の団体、市民が参加しました。

開会冒頭、所沢平和委員会よりあいさつ。そのあと「現場からの報告」として、今、日本の空は・・管制現場からの報告、所沢通信基地をめぐる情勢―東西道路−、航空自衛隊入間基地の新しい局面−CXUの配備−、入間基地自衛隊病院建設の動き、各地の平和・基地撤去の草の根の運動から が報告されました。続いて「基調報告」に移り、県平和委員会代表理事の平山武久氏が「民主党政権のもとで、どうなる日米安保・日米同盟」・・・横田・所沢基地、入間基地はどう変わるか・・・と題した講演がありました。講演は21ページに及ぶ配布資料に沿って行われました。衆議院議員の塩川氏からは、自衛隊病院の集約・機能強化が進められている中、航空機動衛生部隊の任務が海外派遣型に変化しており、航空医学実験隊が入間基地内で射出座席訓練装置による心理・身体検査を行っているなど最新の状況が報告されました。

集会は沖縄県知事選挙が公示された中で開かれたため、選挙の結果がどのように所沢や周辺の基地に影響するかに関心が集まりました。我々はイハ候補の勝利に未来の展望を託するとしてカンパ袋が回りました

狭山市平和委員会代表より、ブルーインパルスの曲技飛行中止の申し入れ活動の結果が報告されました。この中で所沢で予定されている航空100年祭においては絶対曲技飛行を開催させてはならない、との訴えがあり大きな拍手が沸きました。

集会参加者への配布資料一覧

会場内展示資料

写真集 所沢米軍アンテナ群、所沢基地の変遷

 

 

 


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