自衛隊機墜落10周年で集会

危険な基地は普天間だけではない

 2009年12月5日

会場 飯能市民会館202号室

 

狭山市の河川敷に入間基地の自衛隊機が墜落、飛行士2名が死亡、東京、埼玉で80万戸が停電するという重大事故(99.11.22.)から10年になりました。入間基地周辺の狭山、入間、所沢、飯能、日高の平和委員会(飯能は準備会)は事故を風化させないため共同して毎年集会を開いてきました。

今年は125日、飯能市で「『いま考える暮らしと平和』飯能から−米軍再編で横田基地・入間基地周辺はどうなる、どうする」と題した集会を開きました。集会には5平和委員会の会員ほか飯能市の団体、市民90名が参加しました。

開会冒頭、県平和委員会佐々木事務局長から11日から開かれる日本平和大会への参加要請と飯能市での平和委員会結成に期待をこめた挨拶がありました。そのあと埼玉土建をはじめ地元民主団体からの連帯挨拶と平和問題への取り組みが報告され、続いて県平和委員会の平山武久代表理事が情勢と米軍再編下で進む基地強化の実態について問題提起、これを受けて各平和委員会から各地の状況と活動報告がありました。これらの報告を通じて危険な基地はいま問題になっている普天間だけではないことが浮き彫りになりました。平山代表理事のまとめのあと、暮らしを守るために平和運動を広げていくことを確認、この集会の名で決議を採択し、集会は成功裏に終わりました。

集会参加者の一人は、「身近にこんな危険があることを始めて知った。もう少し米軍再編や安保のことを聞けるとなお良かった」 と語っていました。

なお、来年の参院選に埼玉選挙区で議席に挑戦する日本共産党の予定候補者伊藤岳さんも連帯の挨拶をしました。

 

集会参加者への配布資料一覧

1、参加呼びかけチラシ
2、埼玉新聞1999年11月23日号
3、県内基地及び基地跡地位置図、パネルデスカション資料(4ページ)
4、速報 2009年11月29日 自衛隊築城基地航空祭展示飛行でF15が水平尾翼脱落事故
5、速報 事故続く航空自衛隊 2009年11月25日 千歳基地でF15緊急着陸 エンジン一部脱落で
6、埼玉県内における米軍機および自衛隊機墜落事故一覧
7、横田基地周辺の事故一覧
8、入間基地が保有する航空機 写真と概要
9、横田基地常駐機および主な飛来機 写真と概要
10、証明された航空祭展示飛行の危険(築城基地でのF15事故に関し防衛省が提出した説明資料について)
11、所沢基地跡地利用図、基地問題資料44号

会場内展示資料

写真集 自衛隊航空機墜落事故、入間航空祭展示飛行
琉球新報号外 辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会